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都内ひとり暮らしOLのゆるい日々

躁状態の友人

昨日は学生時代からの友人Aちゃんから誘われて、数人でお洒落なバーに飲みに行きました

 

友人Aちゃんと会うのは数ヶ月ぶり

 

前回会った時の彼女は、会社の人間関係のかくかくしかじかで会社を1年半、休職しているところでした

 

彼女の「あたしもう転職するわ〜」と、いつもののんびりした可愛い声の彼女の発言に、当時、なんとなく「転職したほうがいいのかな」と思い始めていた私は、あれこれ本音を打ち明けて相談にのってもらいました

 

ざっくり書きますと、当時の私の本音は

「収入が上がる見込みがないから転職したい、けれど何かチャンスが巡ってきた時に、長く働いてる会社の方が、身動きが取り易いんじゃないか?」

というものでした

(「何かのチャンス」というのは、過去に会社以外の場でご用命を受けた、自分にとってやりがいの大きかった仕事)

 

対して彼女の言葉は

「転職して収入を上げて、他でチャンスが来た時は、会社はあっさり辞めればいいじゃない」

でした

 

「会社には長く勤めるもの」という呪縛(?)があった私には目から鱗で、「確かにキャリアステップの時代か〜、今は」と背中を押され、結果転職に至りました

 

そんな彼女と数ヶ月ぶりに会い、彼女もどうやら転職して、1ヶ月経った頃とのこと

 

未経験の広告業界のクリエイティブ職に転職し、「毎日がすごく楽しい」とキラキラと語り始めました

 

彼女の仕事の話+彼女が最近会った旧友等の近況を聞いているうちに、私は、

  • 学生時代の夢を精力的に追いかけていない自分
  • 目標に向かってアクティブに行動していない自分
  • (転職でキャリアアップにはなったのですが)そもそも人生の軸に仕事を置いていない自分
  • 休日大好き、ごろごろ大好きな自分

が浮き彫りになるようで、食事の最中にやや自己嫌悪になっていました

 

しかし彼女の話を聞き続けるうちに、彼女の

  • 今までにないテンションの高さ
  • 早口で饒舌
  • 転職先はコミュ力重視のため毎晩の飲み会で人脈作りにいそしんでいること
  • 24時間ずっと他者へのレスポンスの早さに命をかけていること
  • 空き時間は友達に会いまくっていること
  • 何にでもポジティブに具体的解決策を見出そうとし、なんだか足元が危なそうなこと
  • とにかく誰もが知るような芸能人や企業などと仕事をして「頑張っている人」の話が多い

などの諸々に、なんかこれまでのAちゃんとテンションや生き方が違う、と違和感を覚えました

 

どうやら、いきなり色んな人へ連絡をとって会いまくっているようで、その日も友達との約束をハシゴして忙しそう

 

数ヶ月前の落ち込んでいるAちゃんとは打って変わって、エネルギーを持て余しているかんじ

 

そもそも未経験の業界、職種に転職して1ヶ月で、仕事に対してそんなに熱く語れるものなのかなあ

 

私は話を聞きながら「Aちゃん、これは躁状態な気がする…」とだんだん思い始めていました

 

エネルギッシュなことや、新しい生き方を見つけたことは悪いことではないし、むしろ良いことだと思います

 

ただ長年付き合っていて相手を良く知る身としては、彼女の今の状態がちょっと心配になりました

またいずれ苦しみの期間がやってくるのではないかと

その振れ幅が大きいほど苦しみも比例するんじゃないのかな

 

人間関係の理由で1年半休職して、転職したばかりということなので、おそらくは今もお医者さんに診てもらっているでしょうから、私は余計なことは言わずに昨日は別れました

 

それにしても、なんかすごい圧倒されちゃって、私は昨夜は全然寝つけませんでした